港の公園で拾ってきた流木たち。
それをひっそりと庭に積んでおいたのですが、児童たちはすかさず流木に群がり、それぞれ思った加工を加えて工作をしていました。
のこぎりで切る。
小刀を使って木を削る。
釘をハンマーを使って打ち込む。
最初はそれぞれがそれだけの遊びですが、一本の釘を打つ、のこぎりを構えるだけでも、それ自体が一つの体験として、ずっと飽きずに遊べる素材になります。
段々慣れてくると、釘で打ち合わせて、動物や食べ物に見立てよう、そんな発想が生まれてきます。
発想が得意な子、作業が好きな子とそれぞれですが、長く見ていると発達の段階の中で、作り上げるものが変わっていくことに喜びを感じられます。
流木も、ペンキを塗って色を付けてみると印象ががらりと変わります。
塗ってみて、こうしたほうがいい、ああしたほうがいい、そういうのが分かることも多いですね。
同じペンキでも、塗り方によって印象が全然違います。
大人では思いもよらない見方に驚かされることもあります。
素敵だなと思います。