久しぶりに土曜プランにアトリエSYOHをしました。
<アトリエSYOHとは>
S すっきり(解放する)
Y ゆっくり(ものごとに取り組む)
O おおらか(な価値観をもち)
H ほっこり(共感する場所をもつ)
を四本の柱とし、
職員を含めお互いがそれぞれから学びあう場を目指して始まりました。
今回は「モノクロでイロイロ、すみのいろ」
材料:墨汁 筆数10本 豆腐皿 割り箸ペン 鉛筆 黒マジック 雑巾 ふき取り用の紙タオル 水差し(ドレッシング容器) 画用紙(大小さまざま、切ったり) 養生シート バケツ 手洗いタオル
モノクロの制作は何度かやりましたが、モノクロってとても奥が深くて、むげんに絵ができますね。
最初は墨作りから。
豆腐のケースをいくつか並べて、何色か作っていきます。
そのやり方もイロイロ。一滴、二滴。。。ずつたらしたり、濃い墨から順番に容器を分けて薄めていったり。
児童のほうが手際がよかったりして、立つ瀬なし。笑
それからようやく制作ですが、
楽しく取り組めるかな・・・
という心配はよそに、一気呵成にかきあげる2、3年生。とにかく画用紙からはみ出して、色んな濃さの墨を試し塗り。
そこから、段々具合が分かってきて徐々に形を作って遊び始めます。
こういう場面を後ろから見ると、「なるほど、そういう風に感じて制作が進んでいくんだ」と、見る側も考えさせられます。
塗る⇔描く⇔消す の循環。
そんな関係を、
こどもも大人も実際に描いて見て「体験する」ことで感覚を掴んでいくのですね。
一方で高学年組。
ゆっくりと時間をかけて図柄を形作ったり、グラデーションを塗り分けたりの作業。
知的な絵作りを匂わせます。
時にはわりばしペンで輪郭を描いたり、文章を書いてみたり。
どちらもあるから、どっちも良く見えるし、夢中で描いている様子を見ていると、こちらもやってみたくなる。まわりの行動から学ぶことがたくさんあるね。子どもも大人も同じ。
お昼ごはんをはさみ、午後は発表会。
作品を壁や床に展示し、マイクを回していきます。
普段勉強部屋を走り回ってしまう子が、
作品ひとつひとつにタイトルと物語をつけて話し始めたり、
じっくり描いた児童が
作品への思いが多くて、考え込んでしまったり。
喋るのは苦手だけど、聞くことはしっかりできていたりして、大事な時間だと感じました。
不定期に開催される土曜アトリエ。
普段見れない児童のよさがみれて、外出プランとは別の角度から学びのある時間でしたね。
午後の時間はあにまる商品製作のおしごと。
これもアトリエから思いついた製作物です。
日常がアートになれば、生きていく楽しみもふえるよ。