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ボードゲーム「ファイアードラゴン」の教材理解と研究 2021/5/19

【ボードゲームをやる価値を考える】


今日は、エフラボにおいてあるボードゲームの交換をしました。

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出したゲームはすごろくやさんの「ファイアードラゴン」です。

このボードゲームを初めて見る職員も多かったので、一回だけルール確認をしながらテストプレイをしました。

かんたんにルールを振り返ります。


ファイル 143-2.jpg


1.4色のドラゴンが2頭ずつ。色につき1人(組)で、4人(組)までが参加可能

2.各色の袋に石炭(黒い石)とルビー(赤い石)を3個ずつ入れる。ここにルビーをためていく。

3.サイコロを二つ投げて、出た目をそれぞれ「ドラゴンを動かす数字」か、「火山に投げ込む宝石の数」
に使う
ことが出来る。

4.2匹のドラゴンでマス目を移動しながらルビーを回収。
ルビーが落ちていないマス目で他のドラゴンとすれ違ったら、袋から中身を見ずに一個石をもらう。

5.サイコロの目「噴火」マークがでると、缶の火山を持ち上げ中に投げ込まれたルビーがばらまかれる。

6.火山に投げ込む石がなくなったらゲーム終了。
どれだけルビーを集められたか数えてみよう!!

このような進行で進んでいきます。


集めるルビーの宝石は、見た目も綺麗で、集めるワクワク感があります。石が好きな人にとっては、ひときわときめく素材!!

ファイル 143-3.jpg


これをひとつぶずつ自分の袋に入れていく作業は、宝石集めみたいで魅力たっぷりです。

そして、このゲームのみどころのひとつが

「噴火」


ファイル 143-4.jpg

いままで溜まったルビーがざらざらーーっと流れていく音の爽快さ、高揚感は、感覚刺激の要素があります。
そしてランダムにルビーが落ちるギミックは、工作やデザインの要素として発想力を刺激してくれます。

このボードゲームの教育的魅力を、エフラボ職員S的に分析します。

1.具体物と触れ合うことの、五感学習
ドラゴンのコマ二つを、円状のマスの中で動かす時の空間を意識すること、ルビーをつまみ、色を眺める時の材質感(すきとおっている、ひんやり、つぶつぶ、かくかく)などを、五感を使って感じることは、液晶画面でのではできない、じかの感覚です。

2.想像力を働かせる
物をつかってひとつの物語に入り込んでいくことは、本を読んだりするように、映像で話をおっていく想像力を刺激するきっかけになります。

3.ルール性
ボードゲーム全般に言えることですが、順番を守る、不利な状況・有利な状況での振舞い方といった行動が、社会性をはぐくむ上でのきっかけづくりとなります。


ファイル 143-5.jpg

今日はまだこのゲームで遊んでいませんが、児童にとって新しい体験になることを期待します。